お箸〜トピックをたくさんもつ

子供の幼稚園、小学校、また父母会の集まりなど、どこにいっても、最近、鉛筆
やお箸をきちんともてない人がおおくないですか。
テレビなどでも、食事のシーンで、とんでもない持ち方をしてる人がいますね。

昔は、そんなこと許されなかった気がします。

うちの母も、鉛筆とお箸がちゃんともてなかったら、先生にもなれない、と言っ
てました。その言い方はともかく、そういう観点でしつけてもらったのは、幸運
だったかもしれません。

アメリカにいると、日本人は器用だね!と誉められることがよくあります。

私は、日本人でも器用な方なので、よく誉められました。
針仕事や、紐を結ぶ、封筒の切手貼りの速さ、折り紙あやとり、お手玉、・・
ほんとに、何でこんなものにそこまで賛辞をおしまないかな、と恐縮するほどで
す。

お箸もそのひとつ。

以前、他のメルマガでも書いたことがあるのですが。

アメリカ人とキャンプに行ったことがあります。
そのキャンプ、すごい忘れ物が多いキャンプだったんです。

夜、ホットドッグをつくるのに、ソーセージをひっくり返す、トング。
仕方ないので、木の枝を拾ってきて、臨時お箸にしてやりました。

朝、ホットケーキミックスと、卵などの材料、フライパンはあるのに、フライ返
しも、ボールも、泡だて器もなんもない。
焼けない・・・という彼らを尻目に、私は、お箸をつかって、焼いちゃいました。

大きめのコップに、材料を混ぜる。
そこから、少しずつお箸をつたわせてフライパンに広げる。
お箸をつかってひっくり返す。

正しくお箸を持つ人には、そして少し料理に慣れていれば、なんてことのないこ
となんです。
でも、アメリカ人には絶賛されました。

え〜と。気分、よかったです・・・


お箸はひとつの文化です。
やはり、アメリカ人は当然もてると思って聞いてくることもあります。
正しい持ち方をしていた方が、いいと思います。

そして、そんな些細なことでも、きちんと使えば、ヒーローになれることもあり
ます。

言葉、というのは、状況や自信や話題によって、ものすごく使えたり、使えなかっ
たりするものです。

私は、今回とても面白い体験をしました。

アメリカ人の友人と会って話をしたのは一年ぶりでした。
もちろん、英語をつかって会話するのも一年ぶり。

もともと、そんなに英語をつかえるわけではないので、ものすごく大変だろうな、
と思っていました。

ところが、全然大丈夫だったんです。
それどころか、英語がすらすらでてきて、アメリカにいたときよりよくしゃべっ
てくるくらい。
この一年で忘れてなかったんだろうか?
そんなはずはありません。では、なぜ?

日本にいる、という自信。
日本の説明、自分の良く知っていることを話しているから、やりやすい話題。
相手より優位にいるという状況。

そういうものがうまく重なったんではないか、と思うのです。

たかが、お箸かもしれませんが、そういう小さな、自信のもてるトピックをたく
さん持っていくと、どこかで役に立つこともありますよ。
日本文化ではなくても、自分が自信をもって話せる話題をたくさんもっていくこ
とは、留学前の準備としてぜひ、考えて欲しいところです。

ひとつ、自信がつくと、それはいい方向へのびていくきっかけになります。
友達ができると、いろんなことが、上手にまわる可能性が高いです。

そういえば、そのキャンプ。私はいつになくみんなと話をしたんですよね。
みんなお箸の持ち方をマスターしたがって、わたしの周りにいつもだれかいた。
同じことをいいながら、私は英語の勉強をしていました。

私がひとつの表現でいうと、それを英語で帰してくれる。
そこに新しい表現をみつけて、なるほどと思う。
そして、次の人に使ってみる。
その表現をマスターする。

その繰り返しって、すごいですよね。

私の英語力が低いから、そうなるんでしょうか。
レベルの高い人も、高いところで、同じことを繰り返してるのではないですか?

たくさんのトピックを自分の中にもちましょう。
知らないことを知ったかぶりすると、あとが大変。
知ってれば、知らないふりをして、会話することもできます。

物知りになって、留学しましょう。